実物を作ることを意識する

3D CADと3D CGのモデルは見た目が似ているが、その目的とするものは大きく異なる。
3D CGのモデルは、例えば映画やゲームなどのキャラクターとして使用されるので、見えない部分を作る必要はない。むしろ、フレームごとの処理を減らすためにはなるべく見えない部分を作らないのが望ましい。
しかし、3D CADでは例えば

のようのようなものを組み合わせて

のような見た目にできたとしても、3Dプリンタでそれぞれのパーツを作っても役に立たない。実際に組み立てられるようにするには、最低限

くらいの構造を作る必要がある (実際には左の青いパーツの上に回路基板が乗る)。
A4, B4,...のような課題や自由制作では、そのようなことも考慮してテーマを決める必要がある。例えば「スマホ」や「パソコン」をテーマにしてしまうと、数百個のパーツを作らなければいけないことになってしまう。