第4回 ブール演算と論理式

オンデマンド受講する場合は、必ず連絡の動画を見てから今回の内容に進んでください。

ブール代数

概要

動画の解説を参照

前回学んだ基本ゲートを組み合わせれば複雑な動作をする回路を作ることができます。
それを効率よく考えるには、ブール代数が役立ちます。
普通の加減乗除と似たところもありますが、ブール代数特有の演算もあります。

用語
ブール演算の公理
  1. 論理演算
    \(\overline{0}=1\)
    \(0\cdot 0 = 0\), \(0\cdot 1 = 1\cdot 0 = 0\), \(1\cdot 1 = 1\)
    \(A\cdot 0 = 0\), \(A\cdot 1 = A\), \(A\cdot\overline{A} = 0\)
    \(\overline{1}=0\)
    \(1+1=1\), \(1+0=0+1=1\), \(0+0=0\)
    \(A+1=1\), \(A+0=A\), \(A+\overline{A}=1\)
  2. 交換則
    ⓐ \(A\cdot B = B\cdot A\)
    ⓑ \(A+B = B+A\)

  3. 分配則
    ⓐ \(A\cdot(B+C)=A\cdot B + A\cdot C\)
    ⓑ \(A+B\cdot C = (A+B)\cdot(A+C)\)

ブール演算の定理
  1. べき等則
    ⓐ \(A\cdot A=A\)
    ⓑ \(A+A=A\)

  2. 二重否定
    \(\overline{\overline{A}}=A\)

  3. 結合則
    ⓐ \(A\cdot(B\cdot C) = (A\cdot B)\cdot C\)
    ⓑ \(A+(B+C) = (A+B)+C\)

  4. 吸収則
    ⓐ \(A\cdot(A+B)=A\), \(A+A\cdot B = A\)
    ⓑ \(A\cdot(\overline{A}+B) = A\cdot B\), \(A+(\overline{A}\cdot B) = A + B\)

  5. ド・モルガンの定理
    ⓐ \(\overline{A\cdot B} = \overline{A} + \overline{B}\)
    ⓑ \(\overline{A+B} = \overline{A} \cdot \overline{B}\)

ベン図

概要

動画の解説を参照

ベン図を使うと論理積・論理和や否定を直感的に考えることができます。
論理式とベン図の対応は以下の通りです。

論理式 \(1\) \(0\) \(A\) \(\overline{A}\)
ベン図
論理式 \(AB\) \(A+B\)
ベン図

課題1

※ 準備 : 学籍番号を入れて「入力」をクリック (タップ) してください。


ベン図を使って が成り立つことを確認してください。

課題1解説

主加法標準形

概要

動画の解説を参照

主加法標準形とは、たとえば
\(Y=ABC+\bar{A}\bar{B}\bar{C}\)
のように、論理式が「入力どうしの論理積」の「論理和」で表された形のもののことです。

以下のルールに従えば、真理値表から主加法標準形の論理式を求めることができます。
逆に、主加法標準形の論理式がある場合は、以下の手順で真理値表を求めることができます。

課題2

以下の真理値表の \(Y\) の論理式を主加法標準形で求めてください。
※ 結果を簡単化できる場合でも簡単化はせず、主加法標準形で求めた形のままのものを書いてください。
\(A\) \(B\) \(C\) \(Y\)
0 0 0
0 0 1
0 1 0
0 1 1
1 0 0
1 0 1
1 1 0
1 1 1
課題2解説

課題3

以下の論理式の真理値表を書いてください。
\(Y=\)
真理値表はこのフォーマットで書いてください。
\(A\) \(B\) \(C\) \(Y\)
0 0 0
0 0 1
0 1 0
0 1 1
1 0 0
1 0 1
1 1 0
1 1 1
課題3解説

主乗法標準形

概要

動画の解説を参照

主乗法標準形とは、たとえば
\(Y=(A+B+C)(\bar{A}+\bar{B}+\bar{C})\)
のように、論理式が「入力どうしの論理和」の「論理積」で表された形のもののことです。

以下のルールに従えば、真理値表から主乗法標準形の論理式を求めることができます。
逆に、主乗法標準形の論理式がある場合は、以下の手順で真理値表を求めることができます。

課題4

以下の真理値表の \(Y\) の論理式を主乗法標準形で求めてください。
結果を簡単化できる場合でも簡単化はせず、主乗法標準形で求めた形のままのものを書いてください。
\(A\) \(B\) \(C\) \(Y\)
0 0 0
0 0 1
0 1 0
0 1 1
1 0 0
1 0 1
1 1 0
1 1 1
課題4解説

課題5

以下の論理式の真理値表を書いてください。

\(Y=\)

真理値表は課題3と同じフォーマットで書いてください。

課題5解説

課題

課題解答